STORIES

文学と伝承の中の小栗上野介

小説や芸能作品に描かれた小栗上野介の姿、家に伝わる言い伝えの数々を、五本の記事で紹介します。

小栗上野介は、歴史書や伝記だけでなく、小説や芸能作品の中にもたびたび姿を見せています。島崎藤村や中里介山といった作家の筆にどう描かれたか、小栗家に伝わる剣術の流派がどのような言い伝えを残しているか、少年期に机を並べた学友たちがどれほど多彩な顔ぶれだったか――。この章では、文学作品や言い伝えの中に息づく小栗上野介の姿を紹介します。

いずれも史実そのものではなく、後世の創作や言い伝えとして語り継がれてきたものです。史実との関係にも触れながら、五つの話題をまとめました。

この章の記事

  1. 島崎藤村『夜明け前』に描かれた小栗上野介

    木曽路を舞台にした長編小説に登場する幕末の情景。創作と史実の距離について考えます。

  2. 中里介山『大菩薩峠』に描かれた「再来」

    未完の大長編に、小栗を思わせる人物が描かれていると伝わります。著者と顕彰運動をめぐる奇縁も。

  3. 小栗流剣術と坂本龍馬の意外な接点

    小栗家に伝わる家伝の剣術・柔術「小栗流」。坂本龍馬が土佐で学んだ流派との言い伝えを紹介します。

  4. 安積艮斎塾の同門たち

    少年期に通った私塾の門人帳には二千人を超える名が。幕臣も倒幕派も机を並べていました。

  5. 薩摩琵琶「小栗上州公」の歌

    昭和三十年、遭難八十八年忌にあわせて作られた薩摩琵琶の曲。顕彰運動が生んだ文芸作品です。